お祝いに駆けつけた塩川財務大臣
自見庄三郎代議士は昭和58年(1983年)12月に初当選以来、6期連続当選、今年で国会議員在職20年になります。これを祝って「自見庄三郎君の議員在職20年を祝う会」が5月23日、東京・全日空ホテルで開かれ、政財官界の約800人の出席者で賑わいました。終盤にさしかかった国会日程の忙しい時期でしたが、衆院予算委の自民党筆頭理事を務める自見代議士だけに、総理大臣経験者も交え、各界の要人が集まり、大いに談論が盛り上がりました。
セミナーには元首相の羽田孜・民主党最高顧問、塩川正十郎・財務大臣、谷垣禎一・産業再生機構担当大臣、亀井善之・農水大臣、竹中平蔵・金融経済財政担当大臣、同じ衆院予算委の野党筆頭理事の細川律夫・衆院議員(民主党)らが出席。
財界からは自見代議士の小倉高校の先輩で初当選以来支援している福地茂雄・アサヒビール会長、「出身母体」ともいえる日本医師会の石川高明・副会長らが姿を見せました。
ドゥング・エチオピア大使の音頭で乾杯
また自見代議士が友好議員連盟の会長を務めているエチオピアのコアング・トゥトゥラム・ドゥング、エルサルバドルのリカルド・パレデス・オソリオ各大使、ボリビアのパトリシア・サンヒネス臨時代理大使、さらに事務局長を務めている香港行政府東京経済貿易代表部のアレックス・フォン首席代表も出席し、自見代議士の国際的な活動ぶりも示していました。
セミナーは金子恭之・衆院議員が司会をしました。まず、金子議員が自見代議士の20年にわたる業績・歩みを紹介「郵政大臣時代に行革の大波の中で郵政3事業一体の原則を貫き、現在の郵政事業の枠組み、道筋をつけた」と称えました。
自見代議士が所属する近未来政治研究会を率いる山崎拓・自民党幹事長は急用のため欠席、代わって関谷勝嗣・同会会長代行が「自見さんは、近未来研究会きっての政策マンであり、かつ政治にかける情熱は誰にも引けを取らない。これからの飛躍が期待される政治家だ」と期待の人材であることを示しました。
いま焦点の金融政策の中心にいる1人、谷垣大臣は自見代議士と年齢も当選回数も同じ、20年来の友人です。同氏は「郵政大臣の時に閣議で大弁論を展開して郵政の国営、3事業の一体を守った自見代議士さんの活躍が印象深い。今、私が予算委で安心して務められるのも自見さんがいるおかげだ。いっそうのご活躍を」とその厚い信頼ぶりを語りました。
祝辞を述べる羽田元首相
予算委で自見代議士と与野党を代表して丁丁発止の折衝をしている細川律夫議員も「二人で何度も何度も話し合っているうちにいつのまにか議事に関する折衝がうまくいくようになった。自見さんは信頼できる人だ、何でも話せるという人間関係になったからだ。6期20年の経験に裏打ちされた人柄だ」と自見代議士への強い信頼関係を披露しました。
さらに羽田元首相は「明るい、優しい方だ。これからもその気持ちで大いに頑張ってください」と激励、会場は大きな拍手に包まれ、自見代議士の20年の歩みを祝い、今後の活躍に大きな期待を示しました。
謝辞を述べる自見代議士
自見代議士の謝辞の要旨は次の通りです。
20年間働いてこられたのも皆様のご支援のおかげです。鎮守の森の神社にはどこでも『五穀豊穣』『天下泰平』『無病息災』を祈願する石碑がある。千年変わらぬ民衆の願い、これを実現するのが政治家の務めと心得ています。
生物は35億年前から競争と突然変異を繰り返しながら生存してきました。生物は変わっていくものだ、という原理原則があるのです。
人間社会はこの原理原則を踏まえて、人体が新陳代謝をしていくように、絶えざる改革が必要です。私も価値観・世界観・歴史観をみがき、日本の体質を良くすることに努めたい。原点を踏まえて科学技術の研究開発政策を進め、頭脳で世界をリードする国を作って行きたい。聖域なき構造改革を推進し、小泉総理・山崎幹事長を支えつつ、渾身の力を込めて働く覚悟です。20年の経験を生かしつつ、初心に帰って郷土と国家のために働いてまいります。
恒例の自見庄三郎代議士を囲む新年互礼会が1月10日、小倉北、18日、門司、小倉南の日程で開かれました。3ヵ所あわせて3千人を越す支援者の皆さんが参会、小倉北の会には選挙を控えた末吉興一・北九州市長、麻生渡・福岡県知事も駆けつけ、2人に自見庄三郎後援会の推薦状が手渡されました。また各区長や旧衆院4区の首長、県、市議会議員らも多数来場しました。
どの会場も超満員の盛況で、衆議院予算委員会の筆頭理事を務める自見代議士が最近の国政報告をしたあと、会場を回って参会者と歓談。カンパイしたり、記念写真に収まったり、和気あいあいの雰囲気が大いに盛り上がりました。
超満員の会場で挨拶する自見代議士(門司区の新年互礼会で)
推薦状を受けとり、お礼の挨拶をする麻生渡・福岡県知事(小倉北区の新年互礼会で)
新年互礼会で挨拶する末吉興一・北九州市長(小倉北区の新年互礼会で)
代議士も加わって和気あいあいの大合唱(小倉南区の新年互礼会で)
チチカカ湖と真っ白く雪を冠ったアンデスの山々
サンチェス・デ・ロサダ新大統領と私邸で面会
首都ラパス市庁舎であった名誉市民の贈呈式
大統領就任を祝ってにぎわうラパス市内を歩く自見さん夫妻
自見庄三郎代議士は8月初旬、南米ボリビアのサンチェス・デ・ロサダ新大統領の就任式に政府の特派大使として派遣されました。
わずか4日間の短い滞在でしたが、就任式典参列のほか、新旧大統領との会談、首都ラパス市の表敬、ティワナク遺跡の視察など忙しい日程を精力的にこなし、日・ボ友好の実を上げました。
古代文化の輝きを残すティワナク遺跡で
標高3800mにあるチチカカ湖で船に乗る
あいさつする山崎自民党幹事長
自見庄三郎代議士の「日本の明日を考える政経セミナー」が6月4日、東京のホテルで開かれ、政財官界の約千人の出席者で賑わいました。ちょうどこの日はワールド杯サッカーの日本・ベルギー戦の当日、しかも時間も同じ時刻でしたが、自民党組織本部長の要職にある自見代議士のセミナーだけに各界の要人が集まり、大いに談論が盛り上がりました。
セミナーには小泉内閣を支えて、構造改革を推進する山崎拓・自民党幹事長、町村信孝・幹事長代理、大島理森・国対委員長らが出席、財界からは自見代議士の高校の同窓生で古くから支援している藤村正哉・三菱マテリアル相談役、「出身母体」ともいえる日本医師会の石川高明・副会長らが姿を見せました。
国会議員全員が壇上にあがり、オソリオ駐日エルサルバドル大使の音頭で乾杯
また自見代議士が友好議員連盟の会長を務めているエチオピアのコアング・トゥトゥラム・ドゥング、ボリビアのエウドロ・ガリンド・アンセ、エルサルバドルのリカルド・パレデス・オソリオ各大使、さらに事務局長を務めている香港行政府東京経済貿易代表部のアレックス・フォン首席代表も出席し、自見代議士の国際的な活動ぶりも示していました。
力強く抱負を述べる自見代議士
セミナーは渡辺具能・衆院議員(福岡第4区)の司会で進みました。
山崎幹事長は世話人あいさつで「自見さんは、先日あった京都府知事選、また和歌山衆院補選では縦横の活躍ぶりでわが党に勝利をもたらしてくれた。組織本部長という党の5役に次ぐ大切な役目を立派に果たし、専門の医療ばかりでなく情報通信、そして環境問題と次第に政治家としての幅を広げ、党きっての政策マンとして着実に成長している。日本の構造改革をやりとげるにはなくてはならない、期待の人材だ」と述べました。
自見代議士は謝辞で「改革はますます必要な時期です。郵政、健保法など重要な法案をきちんと成立させることこそ、与党の国民に対する責任です。また、地球環境を保全する政策を進め、5千億から1兆円規模に研究開発・環境保全投資に対する減税施策を実施して(日本経済の)構造改革をやり遂げ、それによる景気回復を実現します」と力強く述べました。
さらに、「歴史観、世界観、人生観をしっかり持って、世のため人のために働きます。私の活動の49%は地元のために、51%は国家のために尽くします。これからもご支援を」と熱っぽく訴え、大きな拍手に包まれました。
ワールド杯サッカーの日本対ベルギー戦の当夜とあって、会場にテレビ2台を持ち込んで中継。出席者たちは試合経過を気にしながら歓談、会が終わったあとも、テレビの前から動かない人もいました。大試合の夜のパーティーだっただけに、会の模様は当夜の民放TVのニュースにも取り上げられ、話題を呼びました。
パーティーの途中も時々サッカーを観戦
満員のセミナー会場
自見庄三郎代議士の「政経セミナー」が10月4日、北九州市小倉北区のホテルで開かれました。約千人の出席者を前に、政治評論家の岩見隆夫氏が「政治はこれでいいのか」と題して講演、内閣改造直後の政局、小泉政権の今後など1時間にわたって語り、聴衆の拍手を浴びました。
セミナーには来賓に末吉興一・北九州市長、原田義昭・衆院議員(福岡県5区)はじめ北九州地区の町村長、市議らが多数出席しました。
あいさつに立った自見代議士は、8月26日から南アフリカ・ヨハネスブルグで開かれた「環境開発サミット」に参加した体験を語りました。そして「この10年で世界の国々の貧富の差がいっそう広がっているのを痛感しました。経済の発展が資源の枯渇、地球の温暖化、海面上昇など破滅的な被害をもたらしています。この現代文明の矛盾を解決するために今こそ人類の叡智を出さなければなりません」と述べました。
さらに、現在の世情に触れ「経済の不調だけでなく、日本人の心が萎縮(いしゅく)しています。いかに時代を認識し、国家を再生するか、正しいビジョンと、自信を持ってこの国を生まれ変わらせましょう。私もこの情熱を持って働きます」と熱っぽく訴え、大きな拍手に包まれました。
続いて、岩見隆夫氏は、内閣改造、日朝国交正常化交渉等最近の政治の動きについて、判りやすく解説、「今年の通常国会はスキャンダル国会といわれるほど、議員辞職が続出、空回りが多かった。小泉総理は、時に解散カードを振りかざし、追い風で上下する支持率を背景に、テレビを利用しつつ、政治を進めていくだろう」と述べました。
満員のセミナー会場
そして、注目されるのは石原慎太郎・東京都知事の新党作りだ。解散総選挙がそのきっかけになる可能性もあるため、小泉総理は解散カードは使わないだろう。来年9月の総裁選がひとつのポイントとなろう」と今後の政界の見通しを語り、聴衆は熱心に聞き入っていました。
講演する岩見隆夫氏
イスラエルのツァヒイ・ハネッグビ環境大臣が2月15日、北九州市のエコタウン事業や環境関連施設の視察に訪れ、出迎えた自見庄三郎代議士とも歓談しました。
同国は国土が狭いため、リサイクルや廃棄物の海面埋立て処分に強い関心を持ち、今後の環境政策の「お手本」にするため、リサイクル事業に積極的に取り組んで成果を挙げている北九州市を視察したものです。
末吉興一・北九州市長にリサイクル事業を進める上での政策や苦心などを聞いたあと、同市若松区の「エコタウン」に行き、自動車リサイクル工場、OAリサイクル工場、蛍光管リサイクル工場や響灘埋立処分場を視察。自動車リサイクル工場では、「タイヤのゴムはどう処理するか。フレームはどうか」など解体した各部品の処理方法を熱心に質問していました。
視察のあと、小倉北区の小倉城庭園に立ち寄り、出迎えた自見庄三郎代議士と会い、抹茶の接待を受けながら歓談。「これからイスラエルで展開する事業のいい参考になりました。熱心にていねいに説明していただきすばらしい視察でした。エコタウンでは本当に立ち去りがたい思いでした」と視察の印象を語っていました。
写真は小倉城庭園で、自見庄三郎代議士の歓迎を受けるハネッグビ環境大臣
21世紀初頭のわが国の方向を示し、小泉純一郎首相の「聖域なき構造改革」の具体化でもある平成14年度の国の当初予算案が昨年末に決まりました。総額 81兆3200億円です。厳しい財政状況の中で、国債発行額を30兆円以下に抑え、支出も極力抑えた緊縮予算ですが、北九州市でただ一人の政権与党の衆議院議員で、衆院予算委員会の次席理事でもある自見庄三郎は、自民党組織本部長として、国政全般に配慮しつつ、郷土・北九州市の21世紀に向けた町づくりをバックアップするために、政府各方面に説明と陳情に最大の努力を注ぎ、以下のような大きな成果をあげることができました。
51億2,800万円公共事業の削減で他の建設中の空港が軒並み前年度の計上額を下回ったが、新北九州空港は前年同額を確保。地盤工事のほか、照明施設の設置工事も開始。予定通り平成17年度の開港に向けて、工事は急ピッチで進みます。「大きな経済効果、安い工事費、航路しゅんせつ土の捨て場と一石三鳥の公共工事」という自見庄三郎代議士の強い主張、説明で計上が決まりました。さらに、取付道路の通行料が無料となる見通しが強まりました。
建設中の新北九州空港2001年8月撮影
若松・戸畑をトンネルで結ぶ第2の連絡道路。長さ2.3キロ、総事業費700億円。平成13年着工、17年完成を目指します。13年度は20億円を計上、14、15年度も用地買収をする。港湾、道路両事業で施工します。
環境事業団が国費で、岡山以西に貯蔵されている有害物質のPCB廃棄物1万1千トンを2015年までに化学処理します。昨年、全国に先駆けて北九州市が受け入れを決めました。若松区の総合環境コンビナートに処理施設が建設されます。前年度の計上がそのまま繰り越されました。総事業費は800億円。
環黄海・日本海に開けた国際的コンテナターミナルを、平成15年使用開始に向けて総事業費1,000億円で整備を進めています。15メートルの岸壁2バース、10メートル2バースを造成、国際競争力を高めるため、PFI方式を導入して民間業者の資金力や経営力を活用します。PFI事業の国費貸付分として6億3600万円を満額計上。
昨年10月、起点となる小倉JCT―苅田IC間8.2キロが県内で始めて着工しました。新北九州空港のアクセスにもなる道路で、北九州市は平成17年の開港までの開通を要望しています。
14年度予算の重点項目の一つ。全国枠で産官学連携イノベーション創出事業(61億円)地域新生コンソーシアム研究開発事業(39億5千万円)ビジネス・インキュベータ施設整備補助(14億7千万円)などが計上され、ITによる国づくりがさらに進むことになりました。
AIM、総合展示場などで輸入品展示商談会、見本市など4事業を開催、東南アジア各国との貿易交流を進めます。
平成13年春に「開都」した産学協同の先端技術研究機関。研究棟などハード面の整備を進めます。14年度は早稲田大学大学院の先端技術デザイン研究科棟を建設します。
8月に世界13カ国の代表が集まって開く、パラリンピックと並ぶ障害者スポーツの祭典。国庫補助、民間支援を得て北九州市が開催します。
このほか、「折尾地区連続立体交差事業」「黒崎バイパスの建設」「バス路線維持対策の国庫補助制度」「国際的な半導体設計拠点形成の助成」など「都市再生」「科学技術の振興」などの予算重点項目に挙げられている各種の新規、継続事業が全国枠で計上されています。
自由民主党と連合との政策協議が11月1日、自民党本部で開かれ、雇用問題などで話し合いました。3年半ぶりの開催で、自民党から山崎拓幹事長、自見庄三郎組織本部長、長勢甚遠・同労政局長、麻生太郎政調会長ら8人、連合からは笹森清会長、草野忠義事務局長ら8人が出席しました。
自民党本部で開かれた、自由民主党と連合との政策会議での自見庄三郎: 右から4人目
9月の失業率が5.3%に達するという厳しい雇用情勢の中で、生活・雇用の安定を確保することが急務だ、との認識からこれまで中断していた政策協議を再開したもので、連合が「4兆6千億円規模の補正予算で140万人の雇用を創出、60万人規模の能力開発を行う緊急雇用対策とを講じてほしい」との要請書を提出しました。
要請によると雇用創出に2兆円の基金を設けるほか、能力開発にも2兆円、雇用対策に5500億円を増額するよう求めています。さらに介護、育児、医療、教育、環境などの支援策を強化し、内需拡大を図るよう主張しました。
これに対し、麻生政調会長は、補正予算の中に改革先行プログラムに伴う1兆円が計上され、うち5501億円が雇用対策であることを強調しました。
また自見庄三郎組織本部長は「政党支持はともかくとして、個々の議員への支持を検討してほしい。それぞれの選挙区事情や経緯もあろうが、以心伝心、アウンの呼吸で対処してほしい」と述べ、選挙の際の支持態勢に柔軟な態度で臨むよう求めました。これに対し笹森会長は「選挙区での『呼吸』があえば考えたい」と応えました。
協議では、ワークシェアリングや、職業紹介体制などについて話し合い、雇用対策が緊急の課題という認識で一致しました。さらに今後、連合との間で実務者レベルの政策協議を続けることで合意しました。
尾辻財務副大臣に説明する陳情団と自見庄三郎
政府各省庁の来年度予算編成作業が進んでいます。地方自治体や各種団体も公共事業や補助事業の予算獲得のために関係者が上京して陳情に懸命です。とくに今年は小泉純一郎首相の「聖域なき構造改革」が進む中で公共事業が大幅に削られる見通しもあって、「この事業だけにはぜひ予算を」と説明に熱がこもります。自見庄三郎もふるさと北九州の地域おこし、活性化のための予算獲得に全力投入しています。
10月23日には「北九州港響灘地区大水深コンテナ港湾」の整備事業に対する国の事業費の計上を求めて、北九州市から陳情団が上京しました。一行は高田賢一郎・北九州商工会議所会頭、古野英樹・九経連副会長、清本隆敏・ひびき灘開発⑭社長ら同港湾整備促進期成会の役員の皆さん。
一行は自見庄三郎の案内で財務省を訪れ、尾辻秀久副大臣に面会、水深15メートルと10メートルの岸壁各2バースの整備、ひびきコンテナターミナルのPFI整備等を陳情しました。北九州市の産業活性化の目玉となる港湾整備事業で、自見庄三郎も力を入れている来年度の最重点事業だけに、副大臣への説明も地図を示しながら熱が入りました。尾辻副大臣もうなずきながら「自見先生がこんなに力を入れられている事業ならぜひ必要な事業だということがよく判りました。よく検討します」と応えていました。
一行はこのあと、自見庄三郎を先頭に財務省の主計局次長、国土交通省事務次官、同省港湾局長らを訪れ、事業の促進を強く訴えました。
支援者といっしょにIT機器の説明を聞く自見庄三郎
環境パビリオンで再生ネクタイをプレゼントされる自見庄三郎
自見庄三郎は10月21日、北九州市八幡東区で開催中の北九州博覧祭を見学しました。あいにくの雨模様でしたが、後援会や支援者の皆さん50人と一緒に各パビリオンをまわり、産業都市らしい「産業技術、環境、アジア」など5つのテーマに基づいた最新の情報に触れ、またアトラクションを楽しみました。
人気パビリオンのスクリーンの場面と連動して座席ボックスが揺れるショーや、迫力満点の立体映画を見学「凄い迫力だ。まさにバーチャルリアリティーを楽しむ時代ですね。IT時代の進展を実感しました」と感心して語っていました。また、環境パビリオンでは、ペットボトルを再生したネクタイを贈られ、早速、締めてご満悦でした。
尾辻財務副大臣に説明する陳情団と自見庄三郎
東九州自動車道起工式で末吉興一北九州市長とくわ入れをする自見庄三郎
東九州自動車道の小倉ジャンクション(北九州市小倉南区)と苅田インター(京都郡苅田町)間8.2キロの起工式が10月20日、小倉南区の現地であり、自見庄三郎も来賓として出席しました。
同道路の福岡県内の着工は初めてで、完成時期は未定ですが、新北九州空港へのアクセスとなるため、平成17年10月の同空港の開港までに開通するよう期待されています。
自見庄三郎は来賓あいさつで「新北九州空港へのアクセスとして、また東九州の大動脈の起点として今日の起工を待ち望んでいました。構造改革で、公共事業の見直しが言われていますが、本当に必要な事業には事業費を惜しみません。新北九州空港についても、国土交通省は来年度予算で今年度以上の事業費を要求しています。新空港に必要な道路として、早期完成を目指して頑張りましょう」と力強く述べました。
北九州市若松区のエコタウン地区に10月19日、豆腐の廃棄物の「おから」を、食材や飼料に再生するリサイクル工場が誕生しました。21世紀の循環型社会にふさわしい食品の循環システムを事業化したものです。
完成した食品リサイクル工場
環境保全を主要な政策に掲げ、自民党内でも環境政策では第一人者の地位にある自見庄三郎もこの設置計画に賛同して、国の補助金の獲得や流通のルート作りにお手伝いしました。
操業を始めたのは北九州食品リサイクル協同組合(戸畑区新池、木原満博理事長、4社)です。
これまで、豆腐の絞りかすである「おから」は産業廃棄物として、ほとんど焼却していました。水分が多く、数時間で腐敗するため、再利用が困難でした。
乾燥方法が難問でしたが、水蒸気で乾燥させるシステムを電気工事業の異島電設(戸畑区、異島洋社長)と共同開発、同社と豆腐製造の3社で共同組合を設立。今年5月に施行された「食品リサイクル法」に基づく農水省の補助制度「食品リサイクル施設先進モデル実証事業」を全国で初めて適用され、事業費4億5千万円(うち国の補助2億1100万円)をかけて完成しました。
ずらりと並ぶ乾燥機
9月21日、自見庄三郎の地元、北九州市小倉北区のホテルで自見庄三郎後援会主催の「政経セミナー」が開催されました。自見庄三郎の国会報告と経済アナリストの水谷研治・東海総合研究所理事長の講演がありました。小泉純一郎総裁内閣の構造改革、景気対策に注目が集まっている時期というだけでなく、米国の同時多発テロの世界経済への影響が心配されている時だけに、会場には950人の支援者が出席し、講師のタイムリーな話に耳を傾けました。
自見庄三郎は8月中旬、イラク、ヨルダン、サウジアラビアの中近東3国を歴訪し、特にイラクでは10年ぶりに訪れた国会議員としてラマダン副大統領と会談するなど(別項の新着情報「中近東を歴訪」参照)ホットな体験をしたばかりです。
自見はセミナーの席上、国連の経済制裁にもかかわらず、高姿勢の態度を崩さないイラク政府と、対照的に疲弊した市民生活を目の当たりにし、さらにヨルダンの難民キャンプを視察した印象などを語り「この地区に対する最近のアメリカ政府の不干渉政策が続けば、きっと近いうちに何かが起こる。政府はそれへの対応を考えておくべきだ」という印象を帰国後、小泉純一郎首相と山崎拓自民党幹事長に伝えていたことを明らかにしました。
さらに自見は9月14日の衆院予算委員会でも自民党を代表して質問に立ち、国内の米軍単独基地を自衛隊が警備できるよう法改正を提案、政府から検討を約束する回答を引き出しました。
国政レポート「大規模テロと戦う」参照
テロ事件の発生で、有事法制の立法化、集団的自衛権の解釈など、国の安全保障の問題が急浮上するなか、自見の質問はその論議の口火を切る役割を果たしました。
セミナーでも自見はこの問題を説明「嘉手納や立川基地は自衛隊の警備ができない。国の安全と国民の生命財産を守ることは、政治に課せられた最も重要な任務です。法の不備で国の安全が脅かされることは許されない。自衛隊法を改正するなど、危機管理の体制をきちんと整備しておくべきです。安全保障や危機管理の問題について「世界の常識は日本の非常識、日本の常識は世界の非常識」などと言われます。こんなことは早く解消して、世界の国家と協調して対テロなどの危機管理、安全保障対策を進めなければなりません」と述べ聴衆の拍手を受けました。
続いて水谷研治氏が登壇、大規模テロのアメリカ経済への影響、日本経済の現況と将来の展望について講演、「日本経済は今後、右肩下がりが続く。国民は自ら生活水準を落とすことが日本再生のカギだ」と述べ、経済状況はいっそう深刻になる、との見通しを示しました。水谷氏の講演要旨は次の通りです。
これまでの世界の景気は米国の高い消費性向に支えられています。テロによる購買意欲が低下して需要が減少すると、モノが売れなくなり世界中の米国への輸出が減少、各国とも経済状況は悪化するでしょう。
これまでの米国の消費需要は異常でした。借金を重ね、膨大な貿易赤字の中で消費を拡大してきました。各国がカネを貸したのも「米国は金持ちだ。カネを貸しても安全だ」という幻想を信じていたからです。いま1兆8千億ドルもの借金を抱え、こんどの事件で「米国はカネを返せない」ことが明らかになることが心配されます。
現在の日本の景気は「悪い」と考える人が多い。政府に景気の押し上げを求めているが、私は押し上げはできない、と考えています。 日本の景気はこれまで基調として右肩上がりでした。国民もそう信じてきました。いったん下がっても、次のピークは常に前のピークを上回っていました。ところが、今度は前のピークに回復する前に下がり始めたのです。そして現在は急落中です。
いま、景気は「異常に低い」のでしょうか。私は「異常に高い」のではないかと思っています。この「異常に高い」景気を支えている力は二つあります。
(1) 米国の購買力、消費性向です。もう十数年続いている消費景気です。この反動が来てアメリカが買わなくなったら――。日本経済は大影響を受けます。
(2)日本政府の「支え」です。景気を支えるために日本政府は景気が下がるたびに減税し、公共投資をたっぷりしてきました。当然赤字は増え、いま国の借金は500兆円です。国が使えるカネが年間38兆円しかないのに、この借金は大きすぎます。国の「支え」はもう限界です。
借金を減らすには、収入を増やし、支出を減らすしかありません。収入増は増税です。支出を減らすと景気が悪化景気動向指数グラフする→所得税など税収が減る→増税で消費税を高くする→消費が減る、売上が減る→景気がさらに悪化する。「悪循環だから、この支出減対策は先送りしよう。いままで景気は長期的には右肩上がりだったから、待てばだんだん良くなるだろう」というのがこれまでの政策でした。
これを「許せない」と立ち上がったのが小泉純一郎首相です。大改革が必要で、それをやろうというのです。「必要ないものを減らす」当然です。「必要なものも減らす」であるべきです。「防衛」「治安」「外交」だけが例外です。一方で消費税をぐっと上げて収入を増やす。これしか道はありません。
いままで、われわれは「アメリカ頼り」「政府頼り」過ぎました。誰かに助けてもらうことに慣れてきました。アメリカにも日本の政府にも、もうその力はありません。今度はわれわれが政府を助ける番です。
厳しい現実を認識し、痛みに耐えなければなりません。名目成長率がマイナスの時代が今後も続く、右肩上がりの時代は終わったのだ、という認識をしっかりとどめて、まず自分の生活水準を落としましょう。戦後ゼロから出発したわれわれは半世紀これをやってきました。もう一度振り返って、これを実行しましょう。日本の再生にはこれしか道はありません。
イラクハンマーディ国民議会議長と会見
8月中旬、衆院予算委の同僚とイラク、サウジアラビア、ヨルダンを歴訪しました。特に日本の国会議員のイラク訪問は湾岸戦争以来10年ぶりです。
イラクは外務省の危険度指定が最高レベルの5で、大使の安全を保障できないため、日本大使館もありません。今も多国籍軍の空爆が続いており、私達が訪れる数日前も爆撃を受けたというので、たいへん緊張しての訪問でした。
国連の経済制裁が現在も続いており、バグダッドの市場を訪れましたが、モノは少なく、暗くて重苦しい雰囲気でした。禁輸がこれほど影響するのかと思われるほど疲弊していました。
その反面、バグダッドから50キロほど離れたバビロンの遺跡そばにはフセイン大統領の壮麗な宮殿がありました。国内に10ヵ所もあるのだそうで、独裁者の感覚はわれわれとはまるで違うのですね。
ラマダン副大統領にお会いしましたが、副大統領はこう語りました。 「湾岸戦争前、日本はわが国の石油開発に貢献した。当時はわが国に5000人も日本人が滞在していたのに、いまはわずか5人しかいない。石油精製施設の部品も入ってこない。日本は中近東の石油が重要なエネルギー源なのに、アメリカ追随でわが国と交易しようとしないのは遺憾である」。10年前に隣国を侵略して国連の制裁を受けている、という事情など全然うかがえませんでした。
イラクの首都バグダット遠景
自見庄三郎は9月2日、東京でオランダのヤン・プロンク環境大臣と会食し、気候変動枠組条約の進め方などについて話し合いました
昨年9月、北九州市に6カ国の環境担当大臣・責任者が集まって開いた「エコ・アジア」会議の際、自民党の環境基本問題調査会長を務めている自見が夕食会を開いて、麻生渡・福岡県知事、末吉興一・北九州市長の皆さんとおもてなししたのが縁となって、プロンク大臣と自見との間に温かい交流が続いています。
プロンク大臣はさる7月、ドイツのボンであった気候変動枠組条約第6回締約国会議(COP6)の議長として活躍、地球温暖化防止条約の「京都議定書」について、運用ルールの核となる新議長案を出して、危機にあった議定書を救いました。自見庄三郎は国会議員では、環境保全政策の専門家として第一人者の位置にあり、今年4月には「京都議定書」の批准に「ノー」の態度を示した米国に与党3党代表団の団長として訪米し、米政府に「地球環境に対するその責任と使命を果たしてほしい」と強く訴えました。
ヤン・プロンクオランダ環境相と会談
10月下旬にはモロッコで「COP7」が開かれ、日本は「京都議定書」を批准するかどうかの態度決定を迫られています。この会合の成否が21世紀の地球温暖化防止のカギを握っているといっても言い過ぎではありません。
プロンク氏と自見は懇談で日本の役割の重要性や、気候変動枠組条約の中に米国が参加する道を最後まで開いておくことなどについて、有意義な意見交換をしました。
-追伸-米国で起こった同時多発テロ事件は早くも大きな影響をもたらし、日米の環境相階段の打合せを行う高級事務レベルの会談が中止となるようです。
小泉内閣が発足して、国民の圧倒的な支持を受けています。総裁選では自見代議士は盟友の山崎拓氏とともに終始小泉氏を支持、小泉氏の勝利を目指して奔走しました。
写真は総裁予備選の投票を控えた4月19日、北九州市小倉北区旦過の太鼓広場であった小泉氏の街頭演説会です。約2千人の聴衆を前に小泉氏は10分の予定を大幅に越え、25分にわたって熱っぽく政治改革を訴え、大きな拍手と共感の声に包まれました。
ご承知の通り、小泉氏は圧倒的な支持で党総裁・首相に就任、着々と改革の成果を上げています。自見代議士は党組織本部長に就任、山崎・党幹事長とともに小泉内閣を支える主柱となって活動しています。
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